【つまみ食いレビュー】成均館スキャンダル 6話【ネタバレあり】
My Favorite Scene in LESSON 6
TITLE「激萌えオブ・ザ・イヤー受賞」
この回のお気に入りはこれで決まりです。
問答無用で決まりです。(大事なことなので2回)
こんな萌えるショット…
現世で地球上に他に存在するの???
純度200%。
混ぜるな危険レベルの萌え。
マジで変な嗚咽が出る。
ここに至るまでのすべてをコマ送りで堪能できるくらい私の萌えのドツボのシーンに興奮が止まりません。
弓術の特訓に疲れて居眠りしちゃったユニに気付いて、しょうがないな〜と開きっばなしの本を片付けようとしたら…
固まるなwww
いやー、こういうシチュエーション、友人同士でもなかったんじゃないの、ソンジュンくんはw
ユニを起こそうとするも躊躇して手が止まるソンジュンに私も息が止まります(息しなさい)
ところでこのシーン、関係ないけど普段の服よりラフなぶん、胸元(襟)の抜きが大きくて好き~そこもポイント高いんじゃ~!
まあ、なんか悪い気もしないなってばかりにふっと笑う表情も最高です…!!!
これなんか、ふつーに「彼女に肩を貸してあげる彼氏」の図でしょうよ。
はあ、ソンジュンくんは気づいているのか、いないのか…w
なにより、このシークエンスの何が素晴らしいってバックからのアングルまで完璧ということですよ!
花のピンク、草むらの緑、運動着の紺、これらのコントラストの素晴らしさよ…(号泣)
マジで一枚の絵みたいに計算尽くされてる…
最高、最高だよおおお!!!(落ち着け)
このドラマの美術チームのセンスにはひたすら脱帽です。
もうこのシーンだけで食パン一斤いける!乃〇美の生食パン持ってこい!(どさくさ)
監督さんは、このあたりの特訓〜居眠りまでのくだりは「友情」を感じさせるような劇伴がほしかったそうなのですが…いやあ…
「찾았다」でピッタリじゃね?
うん、ここはこの曲でいいよお〜大丈夫よ〜私が保証します(お前に保証されても…)
最後の「내 곁에 와줘서...(僕のそばに来てくれて…)」の台詞まで込みで完璧ですよ。
ここはほんとうに全話通してお気に入りのシーンです。
このドラマを象徴する場面をひとつ選べと言われたらここを選ぶくらい。
友情以上恋愛未満の絶妙な関係と空気感を表している萌えの塊のシーンだと個人的には思います。
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ぶっちゃけ6話って中身の4割ぐらいが
「JOYFIT成均館でソンジュンインストラクターが考案した(やや謎の)短期集中トレーニングに励むユニ」
って感じなので、そこはさっくり飛ばして、ちょっとした歴史解説とひたすら私が萌えたところについて語ります。
さて、このドラマで1話からずっと出てくる老論だ少論だ南人だって、一体なんやねんって話ですが…。
かくいう私も専門的に勉強したわけではなく、ほとんどの知識は韓国時代劇から得てるんですが、そんなレベルでもある程度カバーできますw
ということで、めっちゃ簡単に図解。
おまけは日本だとだいたいこの時代あたりって目安です。
ソンジュンパパが「この国は両班の国だ」って言いきっちゃうように、この時代の政治は王室よりも両班(官僚)にコントロールされちゃってるわけですね。
そんで、話はこのドラマの王様(正祖)のひいじいちゃん(粛宗)の時代に遡ります。
その頃の主な党派は西人(ソイン)と南人(ナミン)で、権力争いの末に南人が負けました。
こういう争いに敗れた党派ってのは冷や飯食いといいますか、大体その後は閑職に追いやられ、出世も難しく…という憂き目にあいます。
下手すると流刑や死罪といった形で一族郎党にまで粛清が及びます。
まー、こういうのは古今東西、歴史をみればどこでも見る風景ですね。
そんなわけで南人出身のユニの家が没落して貧しいのは、そんな背景からの設定ではないかと。
それから後は西人が権力を持ったまま平和に暮らしましたとさ、めでたしめでたし…
ってならないのが人間の悲しくも愚かなところ。
権力を持つと、今度はその権力側が分裂するわけですよ。
今度は西人が老論(ノロン)と少論(ソロン)に分かれて対立するようになってしまいました。ソンジュンとジェシンの家がそれぞれに当たります。
そして老論が勢力を強めていくんですが、こういうのに振り回され続け嫌気がさした王様のおじいちゃん(英祖)はついに
もーいや!こんな生活!
これからはそれぞれの党派から均等に人材を登用するからね!
と宣言。
それが蕩平策(タンピョンチェク)です。日本語読みだと「とうへいさく」ですかね。
王様はパパを党派争いに巻き込まれて亡くしてることもあり、自分が王位に就いた後も引き続きこの政策を推奨しますが、反発も大きくてなかなかうまくいかず…といった具合。
なんと今度は老論の中で派閥(僻派と時派)が分かれていくのです…もうね、君らはプラナリアかっつー。
かくの如くユニ、ソンジュン、ジェシンは対立と権力闘争を起こしてきたバラバラの党派出身なのにチームとして大射礼に参加したので、蕩平策にちなんで「蕩平組」と呼ばれるようになってるんですね。
この「蕩平組」が活躍なんてしたら党派を超えて結束できることの象徴になり、王様の政策を肯定する流れになりかねない。
それで老論のインスが潰そうとしている…という設定。
このあたりの歴史は普通に学んでも面白いところで、よくドラマや映画にもなっていますので、他の作品も観てみたらもっと何倍も楽しめるかもしれません。
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さ、以降はひたすら萌えのオンパレードです。張り切っていくぜ!
弓懸を作ってあげたり、林檎差し入れしてくれたり、練習しすぎて痛めてるユニの手を治療してあげたり、弓を引く時のアドバイスをしてあげたり…と何くれとなく世話を焼くコロ先輩。
もうこんなんグッとくるじゃん、ずるいわー。
大射礼は部屋のメンバー全員揃わないと出場できないので、そんな先輩にユニは頭数を揃えるつもりだけでいいから参加してくれと頼みます。
そしてそのまま去るかと思いきや、刑事コロンボばりに「あ、そうだ」と振り返ってのこのスマイル!
「先輩、セクシーサンキュー!」
これには暴れ馬のコロ先輩も口角が上がるわw
おかげでしゃっくりが止まらないことに…あれ?テムルは男なのに変だなあ?(棒)
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このシーンもお気に入り。
監督さん曰く、弓を射るとき女性は片目をつぶってしまうので(男性はあまりしないとのこと)気を付けていたけど、あまりにもミニョンちゃんが可愛すぎたのでOKにしてしまったという。監督、職権濫用ですw
でも確かにこれはOK出しちゃう可愛さ!特に口元!ベリーキュートすぎんだろ。
しかしその視線の先にヒョウンとソンジュンの姿が…。
ヒョウンは新榜礼の夜からソンジュンに全然会えないので、陣中見舞いと称して成均館に押しかけてきちゃいました。
まあこの時代、男性側から家に来てもらわないと基本的に会えないんですよね、女性はお屋敷の奥の別棟でひたすら待つ身なので。
自分といるときには見ないような穏やかなソンジュンの姿にユニも複雑…。
こういうチクッとした嫉妬はこの手のドラマではなくてはならないスパイスですよね!
余談ですが、このシーンのユチョン様のもみあげのうねりがなかなかのものなので、この日は湿気が高く、暑くて撮影も大変だったかと思われます。ご苦労さまです。もみあげでわかるウェザーニュースでした。
一方ヨンハはそんなふたりを見て「佳郎(カラン)」というあだ名を思いつきご満悦。
カランとは「最高の花婿」という意味だそうで、ユニは「ぴったりですね」と言いつつモヤモヤ。揺れる乙女心ですなあw
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さて、放送時にソンジュン(ユチョン)ファンからも物議を醸したとか醸さなかったとかの噂のシーンがこちら。
特訓の甲斐あって、ついに的に命中できて喜ぶユニたん。
その背後にフォーカスすると…うん?
ジェイソンばりの登場をするソンジュン様www
なんでそんなホラーチックなのw
もう少しなんとかならなかったのw
そんなソンジュンをスルーして「봤어?봤어?(見た?見た?)」と喜ぶユニが可愛いすぎる〜。
しかし、ソンジュンはいつもの俺様モード。
できるようになって当然だろう
このイ・ソンジュンが教えたんだから
忘れたのか?芸をするクマめ
出ました!「芸をするクマ」!
ああ、ふたりだけの秘密の合言葉…!!
ここで1話のキーワードを持ってくるの、心憎い脚本です。
なに言ってんの、こいつ…って顔が最高w
すかさずユニも「何がカランだ、ワン殿のほうがあってる」とあの時の呼び名で言い返します。
するとソンジュンは微笑んで…
「잘해…잘했다구」(よくやった…よくやったな)
なんなのーーーー!!!!!
こんな「いったん落として上げる」テクニック、どこで身に着けたのー!!!!!
はあもう、この「ちゃれったぐ」のとこ、何回リピートしたかわからんw
めったに褒めない人がボソッと言ってくれるからこそお世辞じゃないってのがわかるよね。これはユニも嬉しくなるってもんです。
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そんなこんなで、いよいよ大射礼当日。
大学の体育祭みたいなもんでしょうが、王命によるものとあってか町でもお祭り騒ぎ。
会場にはチョソンたち牡丹閣の一行も登場。野郎どもの喜び方よ…w
私は「女人禁制の学校に妓生まで?」と思ったのですが、どうも調べると当時妓生は国家で管理されてる職業だったそうで、宮中の行事や両班主催の宴などに盛り上げ役として呼ばれたりしていたらしいです。
もちろん、チョソンの目的はユニ(ユンシク)の応援なのですが…w
そして王様も観覧しにGoTo成均館。
お連れの重臣たちにはソンジュンやジェシン、インスの親父集団も勢ぞろい。
中ではコロ先輩を待つ二人。早く全員揃わないと失格になっちゃう~!
この並びも素敵だなあ!
お揃いのユニフォームがまたいいの!ユニまでイケメン度をあげているような。ハチマキやゼッケンなどの小道具もいちいちツボ。
しかし、なかなか姿を現さないコロ先輩。
なぜなら昨夜、バイト(紅壁書業)中に怪我しちゃったから。
もうさー、大事な大会の前にシフト入れるなってあれほど言ったのに、困った先輩だね!
しかし、そこはドラマですからちゃんとギリギリで間に合います、間に合わせますw
ジェシンを見て安堵するふたり。
あー、いい笑顔!
これには先輩も照れ笑い。
ああ…青春だなあ (´;ω;`)
私もこんな頃に戻りたい…w
初っ端からフルスロットルで萌えてお見苦しいところがあり失礼しましたが、とにかくいろいろ濃密な青春の萌えが詰まった6話に満腹になりました。