風味絶佳

エンタメは人生のスパイス

【つまみ食いレビュー】ついに「会いたい」を観終わったので好きなだけ語ります【ネタバレあり】

GYAOで配信中の「会いたい」がついに完結しました

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まだまだユチョン道を初心者マークを付けて走行中のわたくし、「成均館スキャンダル」はともかく、それ以外の作品をしっかりがっつりきっちり観たことがありませんでした。

 

そこで今回、良い機会とばかりに腰を据えて視聴することに。

 

実を言えば、私は基本的にドラマはコメディタッチのもので、しかもまとめて一気に観るのが好きなので、こういう重くて暗いテーマのものを少しずつ視聴するというのが久しぶりだったのですが、完走できて何か不思議な達成感がありますw

 

だいたいのあらすじや有名なシーン・台詞などは頭にあったのですが、やっぱりきちんと観るとドラマの世界により深く入り込めて想像以上に楽しかったです!

 

 

折り返しの時点ですでに興奮しておりましたが、ようやく観終えたので心置きなく以下とりとめもなく感想を語りますw

 

はじめに言っておきますが、今回は(今回も)長いです…えへっ(笑ってごまかす)

 

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ところでいきなりですが。

 

「いいニュースと悪いニュース、どっちが聞きたい?」という切り出し方があるように、先にイマイチだった点をさらっと上げときますね

 

といっても、そんなにあるわけじゃないけど。

 

まずね、警察が無能

 

もうこれは仕方ないと言えば仕方ない。

謎解きものにはありがちなやつなので、このドラマに限らないことなんだけど。

 

主人公たちが直接真相に迫るためには、警察が無能にならないと話が進まないのよ。

スヨンとジョンウが少しづつ核心に迫っていく過程を見せるには悲しいかな、警察の活躍は不要でして。

この手のドラマを観ながらおそらく世の警察関係者たちは「おれたちはこんなにおバカじゃなーい!」と歯がゆく思われていることでしょう、心中お察しします。

 

証拠や重要参考人の扱いが雑、現場に駆け付けるのが遅い、犯人取り逃がす、あらゆることが後手後手、おまけに署長がワル…というふうに、江南署も非常にダメダメな組織になってますw

 

特に終盤、現役引退したお爺ちゃんが単独で集めたプロファイルでどんどん事件が解明されていくあたりなんて、DEATH NOTEの「ジェバンニが一晩でやってくれましたを彷彿とさせて、ちょっとウケてしまいました。

 

 

そして、ふたつめ。 

宙ぶらりんなキャラがまあまあ居ること。

 

あの後どうなったの?とか、どういう経緯であのポジだったの?みたいな人がチラホラ居てですねw

ほら、あの忠誠心のすごい彼とか、ナースのお仕事の”叔母さん”とか、超小物の理事さんとか。

 

ヒョンジュンの母親の扱いも引っ張ったわりにあっさりしてて「え?これで終わり?」と思ったりw

脚本と時間の関係でそこまで手が回らなかったのかなあ…と解釈してます。

 

 

さいご、みっつめ。

フランスでの生活が謎すぎる。

 

事件から14年の間、スヨンとヒョンジュンはフランスで暮らしていたという設定なんですが、ちょっとこのへんが空白すぎてですね。

 

回を追うごとに少しづつ明らかにしていくのかな、と思っていたんだけど結局さらっと流れた感じで。

 

ふたりがフランスでどんな暮らしをしてきて、どんな経緯を得て今の職業に就いたのか、恋人(婚約者)という関係になったのか、台詞だけじゃなくて回想シーンでの説明がもう少し欲しかったかな。

 

とまあ、こんな感じです。 

 

では気を取り直して!

良かったポイントというか、ドラマのなかで私が鍵だなと思った点を。

 

 

KEY1:それぞれの家族

 

タイトルの「会いたい」。

 

誰が誰に「会いたい」のか?

これはまず、ハン・ジョンウとイ・スヨンがお互いに"会いたい"と思いあっているというのが基本としてありますよね。

 

私も視聴前のイメージとしてあったのは「初恋の相手と悲劇的な事件をきっかけに離ればなれになった男女が再会する切ないラブストーリー」というものでした。

 

その見立てはおそらくそう間違ってはいなかったと思うけど、観ているうちに「会いたい」の関係はそこだけにないことに気付きます。

 

親が子に、または子が親に「会いたい」と願うドラマでもあったんだと。

 

スヨンと母親、ジョンウと父親、ヒョンジュンと母親、ウンジュと父親…

彼らの親子関係もまたドラマの重要なカギなんですね。

 

ジョンウもスヨンも幼少期においては実の親とは関係がうまくいってないように描かれています。

 

特にスヨンは実父から日常的に虐待を受けていて、母親からもきつく当たられたりと、このへんのシーンは観ていて辛いものが…(このへんで挫折する人が多いというのもさもありなん…)

 

そんな彼らが離ればなれになった後、それぞれ血のつながらない相手と疑似家族を形成しているのがすごく面白い設定だなと思いました。

 

ジョンウは実家を出てスヨンの母親とウンジュとともに暮らし、スヨンはヒョンジュンと一緒に養子として育てられます。

どちらも血縁関係のない「家族」を築いて助け合いながら生きてきたというのがなんとも興味深いんですよね。

 

ヒョンジュンもまた、生き別れになった母親に対して愛憎の念が入り混じった複雑な思いを抱えて生きています。

 

「家族」とはなんぞや?というのがこのドラマの深いテーマのひとつのような気がします。

 

個人的にはウンジュが好きなんですよ、私。もう、めっちゃ良い子じゃないですか?

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よくぴったりの子役を見つけてくるなあと感心w

 

ウンジュも刑事の父ひとり子ひとりで育って、そこへいきなりスヨン母娘が乗り込んできて、普通だったら超イジワルな役であっても不思議じゃないキャラなのに。

 

子ども時代も大人になっても、ぶっきらぼうな態度を取りながらも皆のことを気遣う心優しいウンジュ。

赤の他人同士の集まりのなかにあって潤滑油みたいな働きをしてくれてるんですよね…健気すぎる…。

ウンジュには絶対幸せになってもらいたい…(泣)

 

そして、このドラマにはある母娘がもう一組出てきます

 

この親子もドラマのなかの大切な「家族」のような気がするんですね。

その母親に向かって、スヨンの母が言う台詞があるのですが…

 

「不謹慎だけど、ありがとうございます」

 

この台詞にはもう唸ったというか、脚本家さんの魂を感じました。

性犯罪や暴力、それを取り巻く現実の理不尽さを凝縮したようなシーン。ふたりの女優の演技も見事でした。

 

ここはネタバレしないので是非本編(12話)を観てほしいです。

 

 

KEY2:ふたりだけのヒント

 

事件から14年後、フランスからやってきたファッションデザイナーという肩書で登場するのが「ジョイ・ルー」。

 

視聴者は当然、このジョイがスヨンであることはわかっているわけで、ジョンウや周囲の人がどうやって同一人物であることに気づいていくかという過程も面白さのひとつだと思います。

 

そのヒントになるのが、ふたりだけにしかわからないジャーゴン(jargon)として登場する小道具や台詞です。

それらが伏線として使われてるのがよかった。

 

足で地面を蹴る仕草
うつむいた表情
髪に洗濯ばさみ
黄色い傘
公園のブランコ
点滅する街灯
その街灯から家までの距離

 

そして印象深い台詞

 

雨が降る、降らない、降る…
悲しいんじゃない、風が目に染みるんだ
初雪の日は何をするの?
君に会うよ、友だちはイ・スヨンだけだから
ジョンウや…ハン・ジョンウ

 

謎解きものにおいて「犯人しか知りえないことを知っている」というのが決め手になる展開というのがありまして。

犯人ではありませんがw、スヨン(とジョンウ)しか知らないことをジョイが知っているというのを少しずつ見せていく…こういうプロセス大好きなんです。

 

ふたりだけの秘密のような記憶の数々が「15歳だった過去」と再会した「29歳の現在」を結びつける鍵になっているところに脚本の巧さを感じましたね。

そして、大人になったふたりにバトンタッチしても、これらがちゃんと繋がるように見せてるのもさすがだと思いました。

 

特に私が感心したのが「悪い記憶を消す魔法」

あの指を「しゃあ~っ」ってさせるやつですw

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印象的な仕草でしたね、しゃあああ~

 

屋台でひとり飲んでいるスヨンを、ジョンウとヒョンジュンがそれぞれちょっと離れた位置で眺めているシーン。

ヒョンジュンはジョンウがあの「魔法」をスヨンに向かってするのを見て、いろんなことを悟り苦笑します。

 

いつもスヨンが自分にしてくれていたあの仕草はジョンウから教えてもらったものだったんだ。

それを忘れていないスヨンはジョンウのことを心から憎み切ってはいない、むしろまだ好きなのかもしれない、と。

 

そして視聴者もジョンウが「ジョイ=スヨン」であることに確信を持ち始めたのを示されて、この三角関係がどうなっていくのか?とドキドキするわけです。

 

このへんはうまい演出するなあと思いました。

 

 

KEY3:魅力あるサブキャラ

 

一人芝居とか二人芝居とかならもとかく、やっぱりドラマはある種の群像劇なんですよね。

だからひとりひとりのキャラが立ってるとそりゃドラマも面白くなるというもので。

逆にそのへんが適当だといくら主役級が魅力的でも不十分なんですな。

 

まずはオンマ。最高でしたね、ソン・オクスクさん。

ダメなところを曝け出しながらも母親の業の深い愛情を見せてくれて、圧巻の演技でした。

 

もうこのシーンは羨ましいなんてもんじゃなかったw

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またこのジョンウの表情がたまらんのよ

 

私が感動したのが、警察署でスヨンに再会するくだり

じっと見ているうちに娘だと気づくんだけど、その間ずっと一言の台詞もなく表情だけで演技しているんです。ここがなんともすごかったあ…。

 

ガラスの仮面だったら「はっ!もしかして!あの子は私の娘?死んだと思っていた娘!?」みたいな台詞が付くところですよw

 

 

そして、先輩刑事役のオ・ジョンセさん。もうすっかりファンにw

マジで警察無能だったけど、先輩とチーム長がいい人だから許す♡

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何度見てもいい笑顔w

 

こういうキャラを作れたらドラマはある意味成功したも同然ですね。

もう勝手に動いてくれる(良い意味で)便利なキャラなんですよね、ソンスでいうとヨリムみたいなポジション。

なんと途中で親父まで登場して、その親父もおもろいという…最高やがな。

 

 

そして、はい出ました。暴君親父のハン・テジュンことハン・ジニさん。

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ほんと最低人間でした(褒めてる)

 

このドラマのダークサイドをほぼ一手に引き受けたくれた悪役

諸悪の根源というか、「全部この親父が悪い」でだいたい片付きますw

 

ある意味、このドラマは「大人たちの勝手な欲望や事情で理不尽に振り回される子どもたちの悲劇」でもあるんですよね。

そんな悪の筆頭株主みたいな存在がハン・テジュンで。

 

それでもジョンウにとっては肉親はこの父親だけで、こんな父親でもジョンウはきっと愛情が欲しかったんだろうなと思うと切なくなります。

最後、もしあっさり改心したら面白くないなと思ってたので、とりあえず満足w

 

 

続いて、俺の妹がこんなに可愛いわけがない…わけがない。

アルマ萌え~!いやあ、義妹のアルマも可愛かったですね!いい子だったし。

 

アルマの子ども時代は「屋根部屋のプリンス」のパク・ハの幼少期の子です。

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またもキム・ソヒョンちゃんと同じドラマw

 

アルマがジョンウに「オッパ~」と甘えて、またジョンウも「オッパが~してやるよ♡」みたいな会話で昇天しそうになりました。はあ、そのポジ変わってくれ…!

 

謎は途中で髪型が変わったこと。

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ロングのほうがいいと思います(聞いてない)

 


そして、やってまいりました。

この手のドラマに欠かせない2番手の男、カン・ヒョンジュン

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子役も含めて最優秀助演男優賞ものでした

 

演じたユ・スンホがまた良かった!!

子役出身というだけあってさすがの演技でしたが、このときまだ二十歳というのが驚き…。

 

結局最後までスヨンには恋愛感情を持ってもらえなくて、そしてジョンウのもとにも行ってしまって…2番手の男とはいえさすがに同情してしまう。

 

だからといって、そこまで悪事に手を染めるか?という疑問が…。動機が弱すぎるというか、そこはちょっと気になりましたね。

それでも「この物語では愛されない側」(by ヨリム)であるヒョンジュンをユ・スンホはとても魅力的なキャラにしてくれてました。

 

こちらの記事でも褒められてました。

特に、20歳のときに出演した『会いたい』の演技は目を見張った。

「台本に書かれているセリフや行動では、男らしく強い感じに見せようとしました。女性に甘えているように見えるのを避けたかったのです。声も太くしようと気を付けました」

kankoku-drama.com

 

そうそう、このドラマ

キスシーンがすごーーーーーく良くってですね!!!

 

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アングルが最&高

 

 

興奮してTwitterでも呟きましたが、この13話のキスシーン、台詞の間、涙の流し方、表情、すべてにおいてユチョンの演技がマジで最高でした。

 

なお、「ユチョンのキスシーンはなぜこんなに上手いのか」というテーマ(?)は別途取り上げようと思います(どうかドン引きしないでください…)

 

ウネちゃんのインタビューを見つけて読んだのですが、ユ・スンホくんはラブシーン(キスシーン)などはまだ慣れてなかったので自分がリードしたけど、ユチョンは監督の指導がなくてもお上手だったとのこと、さすがw

 

news.nate.com

 

このキスひとつとっても、例えばスヨンはヒョンジュンに手ぐらいは握らせてるあげるんだけど絶対キスはさせないんですよ。

過去の事件のせいだとヒョンジュンは気長に待ってくれてたんだけど、あるとき無理やりキスしようとしたらスヨンは意地でも拒絶するんです。

 

しかし!相手がジョンウだと、最初は抵抗しつつも受け入れるスヨン

もうこれで、スヨンがどちらに心を許しているか、本当に好きなのはどっちかというのがわかるってものですよね。

 

 

KEY4:主役カップル×2

 

というわけで、よりにもよって主役が後回しになってしまいました。

はい、ユチョンとユン・ウネちゃんについて

 

 

なんともスタイリッシュなカップリングでしたね。まさに目の保養。 

ほんとうに一話に1回は「こんなかっこいいモデルみたいな刑事がどこにおるかい」と心の中でツッコミ入れてました。

 

私、いつかソンジュンの衣装に着目した記事書こうと目論んでるんですけど、ジョンウバージョンもやりたいぐらい、このドラマのスタイリングは好みでした♡ スタイリストさん、ありがとう!


途中で髪型(前髪)が変わったのが不思議だったんですが、スヨンとわかる前とわかった後、という区切りの意味だったそうで、なるほど。

私は前髪あげてる前半のスタイルが好きかな。

 

「会いたい」をきちんと観てみて、ハン・ジョンウという役がファンの間でも人気が高いのも頷けました。

 

というか、観ている時はそこにいるのはユチョンだというのがすっかり頭から抜けるほど、魅力的なキャラクターとしてドラマの世界に「生きている」ことに感動しました。

 

好きな女の子を置き去りにして逃げてしまうという設定はなかなかショッキングでしたが、その彼女に罪悪感を抱きながらも一途な愛をストレートにぶつけるジョンウにメロメロ(死語)。

 

シリアスモードからお茶目モードに変わったとき表情などもすごく良くて、例えば「エイ~ン(ハニー)」って甘える声とか、そういうキュートさもたまらんかったですね。

 

ユン・ウネちゃんも「宮」「コーヒープリンス1号店」などで魅力的な可愛い女優さんだなあと思ってましたが、明るくて元気なキャラが多かったのがここにきて違った面を見せてくれたのが新鮮でよかったです。

 

そもそもウネちゃん、基本的に「泣き顔」なので本来はこういう役のほうが似合うっちゃ似合うんですよね。

 

トラウマに苦しむ憂いを秘めた女性を演じてて、すっかり大人になったなあなんて親戚のおばさんみたいなことを思ってしまいましたw

 

それと、ウネちゃんのヘアスタイルが私のもろタイプでして。

このレイヤーの入れ方とかカールの巻き方とか最高。

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こういうのにしたい…え?顔が違う?ほっとけ!

 

そしてまあ

ふたりともよく泣くとにかく泣く

 

泣かない回はないってぐらい泣く。みんなも泣く。

うるうる、ぽたぽた、ずるずる…なんと水分量が多いドラマ。

 

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毎回これ本物の涙だったらすごいと思う…

 

ふたりとも、泣き方がまた自然でフォトジェニックなのに私が泣く(お前が泣くんかい)

どこかにスイッチでもあるのかと思うぐらい、スーッと自然に、いいタイミングで流れるんですよ。

この涙の流し方も必見です。

 

そして、忘れてならない少年少女時代を演じた、このふたり!

ヨ・ジングくんとキム・ソヒョンちゃん。

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「太陽を抱いた月」コンビ再び

 

重要なパートである「子ども時代」を素晴らしい演技でしっかり固めてくれました。

特にキム・ソヒョンちゃんはヘビーなシーンが多くて大変だったんじゃなかろうかと…。

 

 

ほんとうに子役から大人役への転換が見事で、このへんのディテールも細やかでよかったです。


ふたりとも今はすっかり大人になって良い役者さんになってるのも嬉しい。

またユチョンと共演してほしいなあと願ってます(^^)

 

 

KEY5:音楽

 

最後はやはり音楽。ドラマといえばOST

こちらも印象に残る良い曲がたくさん使われてて、ドラマを盛り上げてくれてました。

 

まずは「마법의 성(魔法の城)」。私も大好きな曲です!


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全編に渡って要所要所で流れてましたね。

ジョンウの携帯電話の着信音、カラオケの(わざと音痴のw)熱唱、ヒョンジュンが弾くピアノ、子ども時代の思い出…。

 

 

そして「떨어진다 눈물이(落ちる涙が)」


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これもここぞ!というところでかかって、すごく印象に残る曲です。

♬뚝 뚝 뚝~が効いてます。

 

 

「니 얼굴 떠올라 (君の顔が浮かぶ)」


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可愛らしい曲調で、ユーモラスなシーンとかでかかることが多かったような。

ドラマ自体が重くて暗いテーマだったのでポップなサウンドが良いスパイスになっていたと思います。

 

他にもたくさんありますが、個人的にこれらが好きでした。

 

オープニングのサントラもよかったです!

短いけれど、ストリングスを使った綺麗なメロディで印象に残りました。

ちょっと耳コピしてみましたよ。

 

 

 

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「私たちは愛し合おう、もっとたくさん」

 

スヨンとジョンウがお互いに心で言い合う台詞なんですけど、このドラマの象徴的な部分だなと個人的に思いました。

 

「愛してる」とか「好きだ」じゃなくて「愛し合おう(사랑하자)」というのがね、15歳の時に止まってしまった時計の針がようやく動き出したようなふたりの関係性を表してる台詞だなあと。

 

”今までの分を埋めるかのようにこれからたくさん愛し合おう”という思いは、あまりにも残酷で悲しいストーリーが基軸となっているなかでの一筋の希望のような感じになっていて印象的でした。

 

それが「悪い記憶は消して、良い記憶を作ろう」とも繋がっているのかな、と。

 

想像以上に「子ども時代の悲しい出来事」の部分がディープで、人によっては観るのを挫折しそうになるかもしれませんが、なんとか5話まで踏ん張って頂いてですねw、切ないラブストーリーを堪能してほしいなと思います。

 

 

 

蛇足の蛇足ですが。

 

観てる間、ほんとうに皆とても寒そうで寒そうでw

もうね、吐く息の白さが尋常じゃないの!!

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ドライアイスかってぐらいの白さ

 

撮影大変だっただろうなあということで、そのあたりはこちらのDVDで確認したいと思います。 

 

以上、だらだらな文章をここまで読んでくださってありがとうございました(ほんとうに…)