【つまみ食いレビュー】成均館スキャンダル 2話【ネタバレあり】
My Favorite Scene in LESSON 2
TITLE「茫然自失の緑鬢紅顔」
王様から成均館に入学、そして寮生活を命ぜられるシーン。
2話のターニングポイントとなる場面として選びました。
王様から期待を寄せられて満足げなソンジュンに対し、「マジかよ…」ってなっているユニの対比が面白いですw
ユニのことを「緑鬢紅顔 / ノッピンホンアン(とても美しい顔)」と絶賛し、その奇麗な顔覚えとくぜ~と王様に言われるユニだけど、頼むから忘れてくれってとこでしょうか。
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前回からの続き。岩陰で隠れるふたりですが。
ここでソンジュンがびっくりする表情するじゃないですか、私、ちょっとここの解釈がまだよくわからなくて。
同性同士であるはずなのにユニが異様に抵抗したり動揺しているのを変だなあと思っているのか?
自分も改めて間近でユニを見てドギマギしているのか?
それにしても、君いい喉仏してるね~!(なんのスカウト?)
こんなに喉仏のアップが拝めるのは成均館スキャンダルだけ!w
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とりあえず官軍からは逃れられたけど、また口論になるユニとソンジュン。
実力があれば官職に就けるから科挙を受けろというソンジュン。
そんなものは建前でしかないとわかっているから反発するユニ。
まあユニのほうが苦労しているぶん世間や現実を知ってるよね…。
ここのくだりは後々また出てくる重要なところですな。王様が是正したいと考えている国の現状を暗喩するシーンでもあります。
しかし、ずっと雨のシーンでお疲れさまだよ、ふたりとも。
この別れた後のふたりの対比も好き~。
お屋敷で寛ぐソンジュンに寂れた小屋で休むユニ、置かれた環境が全く違うふたりだけど、なんとなくそれぞれに思いを馳せている様子なのがキュンキュンきますw
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さて、いろいろあったけどソンジュンの目論見どおり、再び科挙の二次試験(覆試 / ボクシ)の会場にやってきたユニ。
うまいこと後方の席につけたね?というツッコミはなしでw
どうにかこの場を逃れようとするユニに「そんなことしたらお仕置きされるべ~?」と挑発するソンジュンくん。
この薄目の開け方がたまらーんwww
この表情、「屋根部屋のプリンス」の「人…口…呼…吸」のシーンを彷彿とさせて笑ってしまうw
らぶり~!!!!!
こういう茶目っ気ある表情がたまに出てくるのにやられるんですわ…(ゴロンゴロン)←掌で転がされている音
2話で初めて笑うシーンがあって、その加減が難しかったとユチョン。
ソンジュンならどれくらい笑うのかと考えて、すこーしだけ口角を上げて…みたいに演じたらしいんですが、それってユニがようやく観念して受験する様子を見た、このシーンかなあ?
こんな絶妙な塩梅の笑顔のソンジュンくんが最終話ではどんなスマイルをするようになるか、是非みなさん楽しみにしててくださいよ、ええ!
そんでさー、ここからすごくいいのよー、奥さん聞いて!(奥さん?)
ひと悶着あって、ふたりともようやく回答を書き出すんだけど…
ソンジュンが一息ついてユニをチラ見するとユニは答案を書いている最中で…
今度はユニが一息ついてソンジュンをチラ見するとソンジュンが答案を書いている最中で…
で、またソンジュンがユニをチラ見して、ユニが書き終わったのを確認すると…
自分も一緒にご退出
めっちゃストーカー!!!wwwww
「なんでそんなに自分に構うんだ?」ってユニが不審がるのも無理ないw
でもね、「答案を書いては一息ついてお互いをチラチラ見るけど視線が合いそうで合わない」っていう、このくだりの演出にめちゃ萌えました。
ほんと、ちょっとした仕草の連続なんだけど、お互いに意識しまくってるのがうまく出ているなあと感心。
なんか細かすぎて伝わらないなんとかみたいな萌えになっているような気がしないでもないんだけど大丈夫?伝わってる?心配になってきた…w
ま、いっか(切り替え早い)
ところで…
ユニは一次試験(初試 / チョシ)を受けてないんだけど、二次試験受けていいんでしょうか…?w
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それでもって、ソンジュンにうまく誘導されたような形ではあるけど成均館に入学することを決意したユニ。
身売りされて妾になるか、バレたら死罪だけど男装して成均館に入学するか。どっちもいばらの道ではあるけど、ユニの決意にママも折れました。
1話で「この国で女が学才で食べていけるのは妓生だけだ」とユニに釘を刺したママだけど、それも娘の身を案じてのこと。
いざ覚悟を決めたら自分の髪の毛まで売ったお金でユニに新榜礼用の餞別を持たせてくれるのよね…(´;ω;`)
なぜ餞別を用意してくれたのかわからないユニと違って、ママは成均館の習わしにも通じてて、どんなところか知ってそうな感じを匂わせてますね。
ここはユニの父親の件の伏線にもなってるような気がします。
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そしてやっとドラマのタイトルである成均館が登場~w
ずっと試験会場だったからねw ちなみに受験生の半分はCGらしいです(すげー)
入学手続きに向かうソンジュンとスンドル。
若様が大好きなスンドル、このキャラいいよねえ。
こういうの韓国ドラマで欠かせないキャラですよね、コミカルシーンのブリッジっていうの?チャングムでいうトックおじさん(例が古い)みたいな、この人が出てくるだけで和みパートに入ったってわかるのw
そしてユニの姿も。
このアングルもセンスあって好き!
みんなリュックみたいなの背負ってるのも可愛い。(正式名称はなんと言うのか?)
カラフルな絹のような素材のソンジュンに対し、天然素材で編んだだけのユニのリュック。ここにも貧富の差が出てますよねえ。
寮が一人部屋でなく相部屋であることにショックを受けるユニ、しかも同室は天敵のようなソンジュン。ええ、ここで同室にならなかったらドラマ終わるんでw
そこへヨンハが登場~。
ユニの警戒感が笑えますw
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ここから成均館オープンキャンパス動画みたいな流れになりますがw
このへんは時代考証とか大変だっただろうなあって思いながら観てました。
講堂に
学食に
図書館に
特に図書館(尊経閣)はこれからいろんなエピソードで出てくるめっちゃ大事な場所ですよね。ここであんなことやこんなことが…(自粛)
しかし、大学のようですが成均館って厳密には国の機関なんですね。今でいうと文部省直轄の官僚養成のための教育機関とでもいうんでしょうか。
とても狭き門なので、ほとんどの受験者は1話に出てきた学堂で受験勉強するようで、そっちは民間の公務員試験対策専門予備校みたいなもんか?
ソンジュンも1話でそういう学堂に通ってましたが、ユニは家族を養うために必死でそんなところへ通う余裕なんてなくて…。
だからか、見るもの何でも物珍しそうなユニが可愛いと同時に切なくなる描写ですね。
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そして嬉し恥ずかし寮生活!いいねー、わくわくするねーw
やっぱり寮生活ってシチュエーションは萌えるわな…はあ。
共同生活ならではの背徳感があるというかw
これでただ男装女子が「入学」しただけだったら物足りないんですよ、寝食を共にするってのがポイントなんですわ。
ハリポタの組分けのごとく、成均館でも宿舎は東斎(トンジェ)と西斎(ソジェ)に分かれます。
分けるのは帽子…ではなくて「党派」。
老論(ノロン)が西斎、少論(ソロン)と南人(ナミン)が東斎とくっきり分けられてるようで。
この老論だの少論だのは韓国時代劇をいくつか見てたら大体わかる(と思う)んですが、後にもっと詳しく出てくるシーンがあるのでそこでまた語ります。(語るんかい)
とりあえず私は「トンイ」と「イ・サン」のおかげで理解できたよw
ありがとう、イ・ビョンフン監督!
というわけで、老論のソンジュンは西斎に配属されるはずなのにどういうわけか(※ドラマの展開のためです)東斎に配属されて、ユニはそれが気に入らない。
さっさと移れ、いや移らない、で言い合いが始まるわけですが、ソンジュンが二言目には原則が~というので「ウォンチウォンチ!(原則原則!)(ってうるせえ~)」って言い返すユニが可愛くて好きですw
そうこうしているうちに何やらバタバタと周りが騒ぎ出し…新入生歓迎会に突入します。
新榜礼の幻想的なシーンはすごく印象的でした(この灯篭もCGらしい…)
みんなから離れて一人ポツンと立つソンジュンもw
公式ガイドブックにこのシーンのセットや美術について詳しく載っていて読んでて楽しかった!
こういうところも凝っていてスタッフのこだわりが感じられます。
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こんな感じで次回はいよいよ新榜礼がメインに。コロ先輩もしっかり登場します。ちなみにコロ先輩の2話の出番は約1分半でした…。