風味絶佳

エンタメは人生のスパイス

【よもやま話】もう一度観たいけど観られないドラマ「消えた花嫁」について語ります

今週のお題「もう一度見たいドラマ」より

 

また観たいというか、今も観ていて尚且つ一生観ていたいドラマはこちらなんですが。

 

cinnamon2020.hatenablog.com

 

今回は「また観たいけど物理的に観られないドラマ」である、この作品について語ります。


その名も「消えた花嫁」。

 

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アメリカのTVムービー、日本で言うと2時間ドラマみたいなものでしょうか。

原題は「VANISHING ACT」というミステリーです。

 

前世紀に「なんか面白そう」と家族がレンタルビデオで借りてきたのを一緒に観たのが最初の出会いだったんですが…

 

これがもう予想がドンピシャ、最高に面白かったんです!!

 

いわゆる「大どんでん返し」もので、まったく予想もつかなかった結末に騒然。

家族みんなで「これは当たりだったね!」と観終わったあとも興奮冷めやらず(そう、昔はこういう一か八かで借りてハズれることも多かったのですよ…懐かしい)

 

それから返却するまで何度も何度も観返しました。

 

簡単にあらすじを書くと

 

ネムーンで雪深い山荘にやってきた夫婦。
しかし妻は数日前に喧嘩をして飛び出したまま帰ってこない。

 

警察に捜索願を出し、しばらくすると見つかったという連絡が。
しかし目の前に現れたのは別人。

 

しかしその女は「私はあなたの妻だ」と言い張って…

 

といった具合。

 

キャストもそこまで有名な俳優陣ではなく、作りもシンプルでそんなにお金かけてなさそう。
しかし、だからこそ脚本と演出で「魅せてくれる」類の、私の大好物なジャンルです。

 

製作総指揮が刑事コロンボ」のシリーズを手がけたリチャード・レヴィンソン&ウィリアム・リンクが脚色と知って納得。超納得。

 

それでも、なぜこれがレンタルビデオ店にあったのか?と訝しむほど、非常にマイナー感あふれる作品でした。

 

これを置いてあったレンタルビデオ店というのがTS〇TAYAみたいな大手チェーンではなく、個人でひっそりやってるところだったので、おそらく店主の趣味という線が濃厚。

 

今でこそ、オーナーのセンスで集めたセレクトショップとか本屋とかたくさんありますが、当時は珍しくて。

 

このレンタルビデオ店もこじんまりとしているものの、内装もおしゃれで、ゴテゴテしたポップなどもなく、ラインナップもマニアックで、今思い返しても良いビデオ店だったなあとしみじみ。

 

しかし…このひっそり感とマニアックぶりからして嫌な予感はしていたのですが、やはり不況の波には逆らえず閉店に

 

それから時が経ち、再びこのドラマが観たくなった私はいろんなレンタルビデオ店に足を運んだのですが…

 

ない
全然ない
どこにもない

 

もうびっくりするくらいない

 

なら、買うまでだ!とAmazonに捜索に行っても

ない

 

この数年で台頭してきた各種VODサービスで探しても

ない


万策尽きた。

 

私はもう二度とあのドラマを観られないのか…とがっかりしていたところ奇跡が起きました。

 

数年前、たまたま通りかかったCD・DVDショップの在庫一掃閉店セール、そこで「消えた花嫁」を見つけたのです!

 

ただしVHSで。

 

それでもいい!と衝動的に買ったものの、さて、どうするか。

もうビデオデッキは持ってないし、これのためだけに買うのも躊躇われるし…。

 

となると、あれしかない、DVDへのダビングサービスの利用です。

問い合わせたところ「もしかしたらうまく変換できないかもしれない」と言われてしまいましたが、まずはやってみようと思っています。

 

世紀を超えての再会となれるかどうか、結果はまた追ってブログで報告できれば。

 

とにかく前述のとおり「どんでん返し」が肝のこの作品、ネタバレは厳禁です。

 

私は昔、今から観ようとしていた推理ドラマで母親に「あら、私これ観たことあるわ。この女が犯人よ」とやられた経験があり「ママン…!!」と涙目になったことがありますが、それでもわりとネタバレには寛容派です。

 

しかし、やはり世の中には観る前に絶対にネタバレしてはいけないものというのがありますよね。

シックス・センス」とか「オリエント急行殺人事件」とか、そういうの。

 

この「消えた花嫁」もそれです。

 

こういうもののネタバレする人は辛さ1000倍くらいのカレーを食べる刑を一生課してもいいんじゃないかと思います。

 

今後の展望(?)としては、この作品を観ている人はあまりいなさそう(=トリックを知られてない)という利点を活かして、こういうドラマこそリメイクしたらいいのに…と思ったりします。

 

ああ、私にありあまる富とコネがあったらリメイク版の企画書を出してスポンサーになるのに…。

 

ちなみに、もし日本でリメイクするならキャスティングも脚本家も私の脳内では決まっています。

 

それと、スマホやパソコンがある現代だと話が破綻してしまうやつなので無理に現代にアレンジするのではなく80~90年代前半くらいの設定にして、フィルム・ノワールっぽくしてください(誰へのお願い?)

 

関係者の皆さん、リメイクの際はぜひ私にお声がけをw

うんざりするほど熱いアドバイスをいたしますので!

 

よろしくお願いいたします。