【つまみ食いレビュー】成均館スキャンダル 20話 前編【ネタバレあり】
Favorite Scene in LESSON 20-1
TITLE「happy ever after 」
ついに!드디어!
最終回でございます!!
前回でインスやヒョウンに女の子とバレてしまったユニはどうなるのか…?
心配ですよね。
安心してください。
ハッピーエンドですよ。
happy ever after、まさに「ふたりは幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし」ってやつなんですが…
とにかく20話は中身が濃すぎてですね!
マラソンに例えると42.195㎞を全力疾走みたいな感じです。
給水タイムがない!
ドラマってのは全体はもちろん、1話のなかだって緩急つけるのがセオリーなんですよ、そうしないと視聴者もきついからw
私はチャングムに例えて「トックおじさんタイム」と言ってるんですけどw、ああいう道化キャラが出てきて息抜きになるシーンを挟むのって意外と大事なんですよね。
それが最終回の20話は、重要キャラクター総動員で2~3話分くらいを1話に詰め込み、ゴール後のウィニングランまで1秒も見逃せない構成になっておりまして。
そんなこともあり文字数2万字超え。
自分でも呆れて乾いた笑いが出たんですが、ドラマと同様「トックおじさんタイム」を設けるべく前編後編に分けましたw
こんな次第で、まずは前半から。
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ついに金縢之詞を見つけたユニ。
泮村(パンチョン)に向けて開かれた門の下に箱が埋められていました。
箱の中から出てきたのは「思悼世子備忘記」。
思悼世子(サドセジャ)というのは王様(正祖)のお父さんのことです。
思悼世子は謀反の罪を着せられ、父親である英祖から死に追いやられるのですが、のちに英祖は謀反が老論派の陰謀による無実のものと知ります。
その後悔の念を書いた書状が「思悼世子備忘記」であり金縢之詞と呼ばれていたもの…というのがこのドラマでの設定ですが、もちろんこの部分はフィクション。
ドラマではこれが老論派の悪事の証拠として王様の切り札になりますが…この文書が最終的にどうなるかも見どころでもあります。
宮殿に戻り「密命が解けました」と金縢之詞を王様に差し出すユニ。
王様はじめチョン博士も領議政も驚きの表情。
これで、ユニのパパの夢、自分の夢が叶うと礼を言う王様。
ユニたちが新しい朝鮮で新しい夢を見る番が来た、と感慨深い表情を見せます。
そして、この苦労が無駄にならぬよう全力を尽くす、と約束してくれますが…。
さて、肝心の儒疏はというと、「ソンジュンの釈放」、さらに「官軍を率いた兵曹判書の謝罪文を公表」との王様からの返答。満額回答ですねw
というわけでソンジュンが出てくるのを司憲府の前で待つ儒生たち。
湧き上がるイ・ソンジュンコールw
ソンジュンの釈放された姿を見て、みんな喜んでくれて…ううう…ソンジュン、よかったねえ。
へっぽこ3人組のひとり、ちゃんとヘウォンという名前がある彼、何気に1話からずっと出ているんですよね。
ソンジュンの学堂の同級生として、実は長い付き合いです。
そんなにイ・ソンジュンのことが嫌いじゃないんじゃないの?とウタクがからかうと「悪口を言う相手がいないとな」と照れ隠しで言ったところにソンジュンがw
これからも頼むよ
あの牢の中にいる間、かなり退屈だったからね
いやあああ、ここのスマイル、もう大好き!大好き!だいす(わかったわかった)
ヘウォンの腕をつかんで微笑むソンジュン…ほんっと成長したなあw
友だちがいない、いなくても別にどうでもいい、と言わんばかりの態度だったソンジュンくんがこんなにみんなと心を通わせることができるようになるなんて…先生は嬉しい(先生?)
ドヒョンまで「やはり人は苦労するもんだな」ってw
そして、このふたりの前にやってまいりました。
キング・オブ・照れ隠しのジェシンは安定の憎まれ口。
勝手な真似しやがって
またやったら二度と会わないからな
それを聞いたヨンハが「それは一生こいつと一緒にいるっていう愛の告白か?」とからかうのも忘れない。
そっけなく「ご苦労だったな」と声をかけるジェシンですが、ソンジュンにはちゃんとその深い思いが通じてると思います。
ふたりして、ユニを守るべく力を合わせたんですもんね…(´;ω;`)
ここからソンジュンは礼を言いながら目線はキョロキョロw
この視線の動かし方もうまいのよねー!
もちろんヨンハがそれに気づかないわけもなく。
今回の儒疏を率いた掌議はお前がさっきから目で探してる奴、テムルだよ、と教えます。
「テムル」の呼び名を聞いて表情が明るくなるソンジュン。
キム・ユンシクは今どこにいるのですか?
このあたりの言い方もほんとうに上手くて唸りますw
ソンジュンがどれだけユニに会いたがっているか、とても伝わってきます。
それにしても肝心のユニたん、ほんとうにどこへ行ったんでしょうね?
…って、お前のパパと会っとるんじゃーい!
なんとユニ、ソンジュン家に呼ばれてまして。
向かいにはあのパパがどーんと。
息子を助けてくれたお礼を言いつつ、かつての宿敵の息子(娘だけど)に対して率直に当時の心境を伝えます。
弁明もせず、開き直るわけでもなく。
同じように国を思う立場として思想の違いがあっただけ。
ソンジュンパパの器がわかる良いシーンです。
決して悪人ではないのですよね。
ユニも、この人には誤魔化しはきかない、と感じ取ったのではないでしょうか。
一連のことについては憎しみではなく教訓とする、と。
一度道を誤ると、その失敗を隠すためにまた誤った道を進むことになる。
そうなると、どこへ行こうとしているのかすらわからなくなってしまうから…。
その堂々とした物怖じしない態度にパパも感心して口元には笑みが。
あの子がなぜそなたを大切にするのか分かる気がする
これ、この時点での最大級の賛辞ではないですかね…!
ソンジュンもユニも認めていることがわかる心憎い言葉です。
そしてお茶を飲むユニの手にある指輪にズームアップ…もちろんこれに意味がないはずがありません。
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ソンジュンパパとの対決(?)を終えたユニが、ようやく学校に帰還。
中二房の前でお待ちかねのソンジュン、ユニを姿を見て一瞬顔がほころびますが…
弱みをみせてはならぬとばかりに引き締めますw
まったくもう「会いたかったよ、ハニー!」とか言って素直になればいいものを…まあそんなソンジュンはもうソンジュンじゃないですがw
そしてまたもソンジュンお得意の「不機嫌なふりしてデレデレ」です。
どこに行ってたんだ、今日戻ってくるって知ってただろう、と俺様モード…からの!
僕がどれほど待っていたか考えもしなかったのか?
はい、降参。
これは反則ですわ。これで堕ちない人いるの?
ユニたんも「なーんだ、そういうことか」ってわかっちゃってw
そうなると形勢逆転で、今度はユニがソンジュンにつれないふりして
昨日会ったでしょ
この返し、最高ですw
まさかこうくるとは思ってなかったらしいソンジュン、たちまち「ええっ…そんなあ…」みたいになるのが可愛いすぎるだろ!!!
昨日会えば今日会わなくてもいい…
僕たちはそんな仲か?
あああああ、たまらん…たまらんですね!!!
もうすごいな、この必死なデレっぷり!
対してユニはこの余裕ですw
じゃあ、どんな仲…?
こんな仲?
もうね、このあとユニが手を差し出して「ほれ、ほれ」みたいな感じで「ん?」と自分の手を握るように促してるのが
完全に主導権握られてる感ありありで、しかもソンジュンもそれがまんざらでもなさそうなのが!ががが!(落ち着け)
最高…最高やね(涙)
これが噂に聞く「エモい」ってやつなんですかね…!!
照れつつもソンジュンが手を握ろうとすると、ここでやっぱりこの人の邪魔が。
すごい勢いで手をひっこめるソンジュンw
ヨンハも「なんで入ってこないんだ?」って、わかってるくせにねえ。
このあとのヨンハの台詞なんですけど、ぜひ字幕も原語に近い訳にしてほしかったー!
字幕では「外で愛でも交わしてたのか?」と言っているんですけど、もっと粋なこと言ってるんですよおおお!
外でふたりして万里の長城でも建ててるのかあ~?
くううううう…!ここは脚本家さんのセンスに脱帽。
このドラマはこういうところにすごくセンスがあるというか、ひとひねりある言い回しをしてくるところがほんとうに素晴らしい!
そして、「쌓는 건가 ~?」と語尾を伸ばして茶化す口調とか言い終わったあとの表情とか、もうこれは拍手ものの演技ですね、ソン・ジュンギ。
というわけで、中二房にて四人衆揃っての打ち上げ(?)会!
このくだりも4人の台詞、表情、演技に遊び心があって最高です。
ユニの活躍をねぎらってべた褒めのヨンハ。
ユニも、側にいるソンジュンも嬉しそうに聞いてますが…この後の台詞!
眺めても眺めても飽きないのは
キム・ユンシク、君が初めてだよ
ここね、8話で出てきたヨンハとチョソンのやりとりを踏まえた台詞なんですよ!
ここでヨンハが「すぐに女に飽きるのを直したいから自分も占ってもうらおうかな」なんて冗談とも本気ともつかない感じでつぶやきます。
すると、チョソンが
飽きることがない素晴らしい女性に出会ったら紹介してくださいな
てなことをヨンハに言うんですが、このくだりが最終話で面白いシーンに繋がるので覚えててほしい~!
今まで「女はすぐ飽きる」と言っていたあのヨンハが、ついに初めて飽きない女が出来た、と言ってるわけで。
ユニに対して恋愛感情を見せるキャラクターではなかったのに、珍しくユニへの特別な感情を露わにしてるんですね。
もちろん、ソンジュンをからかうためにわざと言ってる要素も大きいんですが、ここはなかなか意味深なシーンだなあとニヤニヤしながら観てしまいました。
そんな心情をソンジュンも感じ取って、警戒感から咳払いw
ヨンハは無言でニヤリ。
いかにも人たらしっぽい、ヨンハならではのシーンに唸りました。
そして「新しい朝鮮で新しい夢を見る」側にいる4人が夢について語り合います。
ユニにお前の夢は何だと問うジェシン、これから考えるというユニ、そんなユニを見つめるソンジュン、夢なんて必要なくなったというヨンハ、なぜなら身分関係なく友として付き合ってくれる仲間がいるから…
これまでを振り返り、お互いの絆を深め、友情を確かめ合い…じーんとするいいシーンだわあ…と思ったら。
時間が経過するとかなり無礼講みたいな雰囲気にw
ヨンハの絡み方もオヤジっぽいんですけどw
しかも、よく見るとテーブルの上に何か妙なものが…?
!?!?!?
ちなみにこれは4人で考えたアイディアだそうですw
ユニはすすめられるままどんどんお酒をあおるので、ソンジュンが横からストップ。
そろそろお開きに…とソンジュンが口火を切ると、ヨンハはその場で寝転がり。
するとジェシンがまたジェントルマンぶりを発揮しましてね。
ユニに対して「おい、お前はヨンハの部屋で寝ろ、ここは狭いから」と。
このシーン、最高に面白いのはソンジュンの表情!
このジェシンの言葉を聞いたときの顔よ!
ピコーン!って効果音が聞こえそうw
マジで背景にこういう「ぱあああああっ」ていう光が見えたねw
よし、いいこと言った!とばかりに笑みがこぼれそうになるのを押さえて
「コロ先輩の言うとおりです」(キリッ)
でも実際はもっとすごい言い方してるんですよ。
コロ先輩のお言葉は百回でも千回でも正しいです
そこまで言うか?ww
これには寝たふりしていたヨンハも笑いをこらえるしかない。
そしてユニにまた目配せして「行けよ、何してるんだ?」って言うんだけど
ここのタメ口の言い方とか声の低さとか表情がさああああああ、もうさああああ、めっちゃやきもち焼きの独占欲バリバリの彼氏感があって、さいこおおおおおおおお(うるさい)
なのに、そんな彼氏の気持ちもわからず、なんと「もうここでみんなで寝ましょうよ~」と横になるユニたん…w
というわけで、こうなりましたw
ソンジュン、頑張ってユニを守るべく防波堤につとめてますけど、その握ってる手は…あの…
花の四人衆で久々に過ごす、嵐の前の静けさともいえるような青春の一ページって感じで、ここほんとうに好きです。
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そして翌朝。
自分の言うことも聞かずにユニが中二房で雑魚寝したので、ソンジュンくんはご機嫌斜めw
ユニはああだこうだと逆ギレ気味にソンジュンに文句を言ってますが。
このへんのやりとりも、ほんの少しも見逃せないコミカルで可愛いところなんですよ。
特にソンジュンのちょっとした表情の変化の絶妙さに注目です!
腹が立ってるならちゃんと理由を言ってよ
口ばかりぶうっと突き出して
大の男がそんなに度量が狭いの?
偏屈じいさんみたいだな
ここの「ぶうっと」のところ、ちゃんとユニが「ぶう」と言うのが可愛ええええ!
もう私だったらこの可愛さで許すw
しかしソンジュン、またここでやってくれましたわ。
ツンデレテクニックが炸裂ですよ。
他の男たちと混じって寝ることを
大したこととも思わない情人が心配で一晩中眠れなかった…
そんなことをどうして僕が言えると思うのか?
偏屈じいさんみたいに、度量の狭いことを
助けて。
もう萌え殺される。
まず個人的な萌えポイントとしてはですね、ユニのことを「情人(恋人)」とはっきり言ってることですかね。
今までだと「마음에 둔 여인(心に想う女人)」みたいな言い方をしてることが多かったんですが、19話のあの牢屋での逢引のやりとりが効いたんでしょうか、ついにソンジュンもユニのことを情人(恋人)呼びです。
そして、うだうだ小難しく言ってるけど要するに「他の男に気を許しちゃイヤだ」って拗ねてるだけなところも萌え萌えです。
ソンジュンくん、こう見えて(いや、見ての通りか?)結構なやきもち焼きだから!
はー、たまらんw
ちなみに「偏屈じいさん」は直訳だと「隠居老人」って感じですかね。
でもここは「偏屈じいさん」の訳でバッチリだと思いますw
察しのいいユニはソンジュンの本音をしっかりキャッチしたので、もうおかしいやら嬉しいやらで。
すると、ちょっとユニたんが大胆に。
それならお望みどおり(ソンジュンだけの)隣で寝ればいい?
ソンジュン、即効立ち止まるww
ここのこみ上げる笑みの浮かべ方がうますぎw
嬉しさをぐっと我慢しながら「まあ、それでもいいけど」って…実は飛び上がらんばかりなんだろうな、というのが想像に難くないですねw
しかし、ここで終わっとけばよかったのにユニたん、調子に乗っちゃいまして。
でも私が隣で寝たら余計に眠れなくなる思うけど
それでも大丈夫?
あれですよね、ユニたん、結構な小悪魔ガールですよね。
ソンジュンにもジェシンにもさらっと翻弄するようなことやるから、野郎どもは気が気でなくてお気の毒ですw
これも奥手のソンジュンからすると、ユニの言い方がなんだか妙に慣れてるようなひっかかりを感じたようでw
ソンジュンからマジマジと見つめられ、ユニも口をすべらしたか?と気づき…
尊経閣に逃げ込みましたw
猛反省中のユニの背後にソンジュンが追ってきて…
今まで貸本屋でどんな本を筆写してきたんだ?
もしや、いかがわしい小説ばかり筆写していたのでは…
違うよ!たったの三回しかしてないよ!
さ、三回もやったのか!?
ユニたん、墓穴掘りました。
はー、このときのソンジュンの顔、最高だわーwww
ここの「진정?」って言うときの眉毛の上げ方よw
心の底からの「マジ?」って感じで味わい深いですね。
ため息をついて呆れた風な態度取りますが…さあ、ここからさらにソンジュンに惚れ直すところですよ。
成均館に入学する前にどんな暮らしをしていたかは知りようがない…と切り出して「次の帰宅日にキム・ユンシク儒生の家へ行って確認するとしよう、それでいいな?」
おうち訪問きたーーー!
わざわざ「キム・ユンシク儒生」なんて言い方してるところが、また憎いw
ユニもその真意に気付いているんだろうけど、やっぱり心の準備ができてなかったんでしょうかね、「うちに来るっていうのはどういう意味で…」としどろもどろに。
年頃の男が情人(←また言った!)の家に行くんだ
まさかそれの意味がわからないのか?
勘弁して(土下座)
いやー、参りました。
このソンジュンには、もう額づく勢いで土下座です。
もう私の感情の起伏がどうかなりそう。
なんともかっこいいじゃないですか!頼もしいじゃないですか!
手を握るのもやっとだった男とは思えないw
簡単ではない道になるだろうから
しっかり覚悟しないと
「僕は準備できている」…そう言って穏やかに微笑むソンジュン。
ここの表情がほんとうに素敵で素敵で…!
ユニへの愛情が溢れていて心つかまれまくりです。
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そしてやってきました帰宅日。
宣言どおりユニの家にソンジュンが挨拶しに行くことになったようで。
ユニたんのおめかしシーンがほほえましいですね!
ここも結構カットされていて、ソンジュンを迎えるためにお化粧したり髪飾りを選んだりというシーンがもっとあるんですよ。
ハッピーオーラがまぶしいぜ!
一方ソンジュンはというと…
めっちゃわろてるやん
いや、こういうの普通もっと緊張しない?
あれでしょ?「結婚を前提にお付き合いしております」って言いに行くわけでしょ?
それで玄関に逆さまにしたホウキが立てかけてあるんでしょ?(いや、それはジャパンの話…てかいつの時代だよ)
スキップしそうな勢いなんですけどwww
まあしかし私が想像するにですね、ソンジュンにとっては堂々と「本来の女の子の恰好をしたユニ」に対面できる機会がようやくやってきたということで浮かれている部分もあるんではなかろうかと。
もしかしたら作中で描かれてないだけで、このシーンまでにユニの女装(というのも変ですが)姿をもう見たかもしれないんだけど、このルンルン(死語)っぷりからしてこの日が初めてと思ってよさそうw
あの角を曲がれば~彼女が~待ってる~
あの角を曲がれば~彼が~やってくる~
ミュージカルならこういうデュエットが始まるところですねw(適当に作詞しました)
しかし、そう簡単にことは運びません。
ついにユニの秘密がインスに知られてしまいまして…!
それをヨンハに知らせてくれたのは…意外にもヒョウン!
ソンジュンからきっぱり拒否されても、ヨンハからあんな手厳しいこと言われても、こういう事態にこんな行動ができるヒョウン、まだまだ幼いだけで悪い子じゃないんでしょうね。
私にはなんとなく脚本家さんによるヒョウンというキャラクターの救済のような気もしました。
ユニの身を案じたヨンハがジェシンと合流して慌ててユニ宅へ向かいますが、そこでソンジュンとばったり!
ここ緊迫したシーンではあるんですけど、こういうところでもクスっと笑えるポイントを入れるのがこのドラマの大好きなところ。
ヨンハとジェシンが向かってくるのを見て、思わず背を向けるソンジュンw
このときの「やべ…」みたいな顔と行動がおかしいのなんのw
ソンジュンからしたら特に見られたくなかった面々でしょうねw
なんでよりにもよって今ここに…てなもんです。
駆けつけてみると地面にはユニのものと思われる手鏡が。
その割れた鏡面を見て3人は事態を察知します。
ユニはどこへ行ってしまったのか…!?
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ここのシーン、私、すごく別の意味で感慨深いんですよ。
それまで3人ともそれぞれのタイミングでユニの秘密を知るなり、気づくなりしていたわけです。
だけど、みんなずっと知らないふりをしてきて、尚且つ自分だけが知っていると思いながらやり取りしていたんですよね。
誰が口にせずとも、それがユニを守ることなんだと、まるで暗黙の了解のように…。
それが、このくだりでユニが女の子である事実をはっきりと3人が共有したことを瞬間的に察するところにゾクゾクしました。
こういうターニングポイントの描き方が、このドラマはほんとうに見事です。
いったんここまで!まだまだ先は長いw
<後編に続く>